「人の役に立つ仕事がしたい」と強く考えていた私にとって、国際自動車(kmタクシー)のホスピタリティという理念は選考に進む大きな後押しになりました。
私が大学生の時に入学式で学長から、「社会的に評価されるかどうかは、自分が社会貢献した結果、あなたを素晴らしいと言ってくれる人が出るか否かにかかっています」という言葉を掛けられました。この言葉を聞いた時、「自分が誰かに貢献して人の役に立った時に初めて価値が生まれる」ということに気づかされたのです。
学長のこの言葉がずっと心に残っていたので、仕事を選ぶ上ではいつも「人の役に立ちたい」と思っていました。国際自動車(kmタクシー)の説明会でホスピタリティという理念を聞いた際に、自分の想いとぴったりだと感じ、選考に進むことを決めたのですが・・・正直に言うと単なる美辞麗句ではないか?という疑いがありました。口では簡単に言えることですから不安だったのです。
入社後の研修では地理試験の勉強をします。私は元塾講師という立場上、落ちるわけにはいかないと思って、一生懸命にやっていました。すると教官が「隣の人がちゃんと分かっているかまで気にするのが、ホスピタリティだろう」と言い出したのです。「自分のことだけではなく、周りの人がどう思っているかにまでアンテナを張る気持ちを常に持たなければならない」と。私は自分が合格点を取ることしか考えていなかったので、これにはなるほどと思いました。この言葉がきっかけで私たちは互いに教え合って勉強するようになりました。
また、教官は教え方がとても上手な方でした。長年教育の現場に携わっていた経験から言うと、良い先生とは生徒との間にきちんと信頼関係を築ける人だと思います。地理試験の勉強期間は4~5日程度と短いものでしたが「ここまでしてもらって落ちるわけにはいかないよね」と同期の間で話すほど、信頼できる方だったのです。同期同士互いに教え合いながら勉強した結果、全員が一発で合格することができました。
この地理試験を通して、国際自動車(kmタクシー)の理念は求職者やお客さまに対する口先だけのものではないと実感しました。私はホスピタリティとは一方通行で終わるサービスではなく、双方向の関係だと理解しています。この理念が所内で教育としてきちんと生きていたおかげで、同期全員の一発合格という驚くべき結果が生まれたのだと思います。国際自動車(kmタクシー)にこれから入社される方には「国際自動車(kmタクシー)に任せれば大丈夫」と太鼓判を押すことができます。
研修では、「運転手になって上手くいくかどうかは接客が全て」と教わりました。元気よく笑って挨拶するよう指導されましたが、最初はできなかったです。ですが実際に乗務すると挨拶が本当に大事だと思いました。
今の私は「おはようございます!国際自動車(kmタクシー)の上村と申します。安全運転で参りますのでよろしくお願いします!」と毎回ニコっと元気よく挨拶しています。お客さまの中には「国際自動車(kmタクシー)の上村と申します!」と言うと、「私は小泉と申します!」なんて思わずつられて返事をする方もいらっしゃいました。「いやぁ、俺言わなくていいのか」と笑ってらっしゃいましたが、挨拶はホスピタリティの基本ですね。
入社してからずっと地理試験や研修で国際自動車(kmタクシー)のホスピタリティを学んできました。乗務を始めてまだ日は浅いですが、今後は自分なりのホスピタリティでお客さまに満足して頂けるようになりたいです。
以前、ノルウェーからの旅行者の方をお送りしたことがあります。その日がちょうど皆既月食の日でしたので「今日は特別な月ですから、見逃しちゃいけないですよ」というお話をしました。すると、「あなたが今ここで説明してくれなかったら、気づかないまま今日は終わっていた」と感激して頂けました。タクシーで過ごす時間なんてほんの僅かで、ちょっとしたことです。それでも自分の得意な英会話を活かした私なりの接客で、お客さまの心に残る経験のきっかけづくりができたらとても嬉しいです。
先日もインド人のお客さまをお送りしたのですが「この建物は神道なのか?仏教なのか?」と質問されるものですから焦りました(笑)。一方通行の接客をしなければ、相手からも反応が返ってきて次に繋がります。日本人の宗教観や細かい数字なども聞かれたので、日本のことをもっと知っておかないと駄目だと思いました。
旅行者の方は自分と異なる文化を持つ人との触れ合いを求めていると思うので、私はその触れ合いの1つになりたいです。2020年には東京でオリンピックが開催されますから、それまでにきちんと勉強し、日本に来て良かったと満足頂ける時間を提供できるように頑張ります。