タクシードライバーの英会話勉強会に潜入!「渋谷まで」と外国人のお客さまに言われたら、英語で何と答える!?

タクシードライバーに英語は必要なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、あるタクシードライバーによれば1日約2〜4組の頻度で外国人のお客さまをお送りしているそうです。2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。タクシーを利用する外国人の人数が爆発的に増えると予想されている現在、英語はタクシードライバーの強い味方になってくれるでしょう。そこで、今回は東雲営業所で開催された「タクシードライバー向けの英会話勉強会」の様子をレポートしてまいりました。英語を使って働きたい方、必見です。

先生は、元英会話講師の現役タクシードライバー!


英会話勉強会の先生を務めるのは、現役タクシードライバーの森さんです。
森さんは都内のタクシードライバーのうちわずか0.02%しかいない、TSTiE(タスティー)認定ドライバーでもあり、英語スキルを活かして大活躍しています。

※TSTiE(タスティー)とは…Tokyo Sightseeing Taxi in English、すなわち「英語による東京観光タクシー」を表す。TSTiEドライバーとは豊富な東京観光の知識と高い英語力を保有した、東京ハイヤータクシー協会認定のタクシードライバーのこと。

また、前職が英会話講師だったことを活かし、『伝わる英語の発音法とタクシーの基本接客フレーズ』や、『タクシードライバーが外国人のお客さまからよく受ける質問とその答え方』など、タクシードライバーに嬉しいユニークなテーマで営業所内での英語勉強会を開催してきました。
今回は、その中でも人気の高い『ホスピタリティを感じさせる!気の利いた言いまわし』がテーマの英語勉強会に参加してまいりました。

タクシードライバーにおすすめ英語勉強会スタート!


参加者は日によってまちまちで、タクシードライバー以外に観光バスガイドなども参加しているそうです。

英会話勉強会で使う教材は森さんオリジナルです。
自身の接客から「どんなフレーズが便利で」「どんなことをよく尋ねられるのか」ということを熟知した、現役タクシードライバーの森さんだからこそ分かる英会話をピンポイントで習うことができます。

森さん:皆さんはどうして日本人は英語が下手だというイメージがあるかご存知ですか?それは、英語と日本のリズムの取り方に違いがあります。下の例文を見てください。
どちらまで参りましょうか?
Where would you like to go ?
森さん:日本語が「ど」「ち」「ら」「ま」「で」と全てきちんと発音するのに対して、英語では基本的に、強く発音する語弱く発音する語が決まっています。

森さん:「Where would you like to go ?」でしたら「Where would you like to go ?」と太文字になっている語をしっかりと発音する必要があり、極端に言ってしまえば相手に「Where」「like」「go」がきちんと届いていれば伝わるということになります。

森さん:強く発音する語でリズムをとっているのが英語という言語だからこそ、日本人の話す平坦(抑揚のないフラットな発音)な英語は外国人に伝わりにくいんです。では、皆さんで言ってみましょう。いきますよ、はい!「Where would you like to go ?」
きちんと発音できましたか?
森さんの英語勉強会の特徴は実践で使える内容をポイントを絞って教えてくれるということです。
「どのフレーズから覚えれば分からない」という方にはとっても嬉しいですね!

タクシードライバーにも英語は必要!

今回ご紹介した内容は勉強会のほんの一部です。森さんは今後も英語勉強会を精力的に開催する予定です。
英語超初心者の方にもとっても丁寧に教えてくれる森さんの講義は、本当にオススメです!
タクシードライバーの研修についてもっと知りたい方はこちら
英語が話せる国際派タクシードライバーになりたい方、国際自動車(㎞タクシー)に入社して森さんの講義をぜひ受けてみてくださいね。
森さんのインタビューは以下からご覧いただけるので、ぜひチェックしてみてください。
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