理系学部からハイヤーの世界へ。
「やりすぎない」ホスピタリティ。
新卒入社の國定さん。大学での学びについて教えてください!
生命環境学部という理系学部に在籍していました。研究室では水生調査、水の中に住んでいる生き物の生態調査をしていました。教授は水中プランクトンの専門家で、私は魚類を担当していました。流域ごとに水質が違うので、そこに住んでいる特定の種類を使いながら繁殖実験を。結構マニアックな世界なんですよ(笑)。高校生の頃から魚や生き物が好きで、学問として追求するのが一番面白いだろうと思い、この道を選びました。
就職活動では、どのような進路を思い描いていたんでしょうか?
就職活動の初期は「養殖」などの専門分野も視野に入れていました。学部の学びと直結する方面ですが、そういった仕事の求人は基本的に「経験者求む」という条件が多くて、新卒には厳しかったんです。現実的に何ができるかを考えた時、少しずつ自分の興味を広げて探す方向へ。合同説明会で国際自動車(kmタクシー)の採用スタッフの方の熱量に捕まったのがキッカケだったんです。学生にとってタクシーは身近な存在ではなかったんです。身近とはいえないタクシー業界に入るなら、さらに未知の世界である「ハイヤー」の世界へ飛び込んでみようと思ったんです。
あえて、未知の世界を選択!最終的な決め手は何でしたか?
「自分に合わない」という選択肢を消去法で外していった結果、その上でハイヤードライバーという職業は選択肢として残りました。自分自身、「相手がどう考えているか」を察する癖があると、自覚があったんです。その「気を遣う」という性質が、この仕事に合っている気がしました。
新卒ハイヤードライバー、
現場で知る「仕事の流儀」。
ハイヤードライバーの仕事がスタートして、率直な感想を教えてください。
今はスポット(単発)の仕事を主として担当しています。実際に現場に出てみて、ハイヤーの「気遣い」について新たな発見がありました。最近は「やりすぎないこと」が大切と感じています。もちろん、プロとして最低限のマナーは求められます。ただ、やりすぎるとお客さまの空間を「お邪魔」することになりかねません。結局、運転に集中することが、いちばんお客さまのためになるという結論に至りました。また、お客さまと積極的に会話をする場面は少なく、そもそも声色や声量ほどの情報しかありません。その些細な情報だけで状況を確定してコミュニケーションを取ると、それこそ齟齬が生まれてしまいます。その齟齬を気にして不安が生まれ、今度は安全な運転ができなくなってしまう。そんな悪循環に陥らないよう、「シンプル」に徹するよう心掛けています。
運転中、意識していることはありますか?
研修の中でタクシードライバーを経験したことで、他の車の「挙動」が予測できるようになりました。ほかの車が飛び出して来る時の「気配」というか(笑)。突っ込んで来るかどうか分かれば、車間距離の取り方も変わります。そういう感覚は、安全を守る上で非常に役に立っていますね。目の前で事故が発生したこともありました。その時のドライバーさんの大混乱している様子を見て、決して他人事ではないなと。無事に業務を終えられることがどれだけ大切か、日々実感しています。
新卒だからこそ勧めたい!
ハイヤーは「仕事らしい仕事」。
ハイヤードライバーに向いている人ってどんな人ですか?
正直、その人自身のキャラクター次第という仕事ではないんです。ハイヤードライバーに求められる最低限のホスピタリティをクリアできれば、どんなキャラクターの人でも挑戦できる世界。広い意味で「仕事らしい仕事」と感じます。だからこそ、新卒入社のように、まだ何者でもない人たちにこそ向いている気がします。誰でも挑戦できる環境で、気概があれば、仕事とは何かを肌で感じられる職業ですね。特にやりたいことがなくて迷っている人こそ、最初の社会人経験として身を投じるには申し分ない業界だと思います。
これからの目標・ビジョンについて教えてください!
本当に直近の目標ですが、「ちゃんと家に帰って寝ること」を習慣化したいです。疲れがデフォルトになって、それに慣れてしまうのが一番怖いですね。自分の健康な状態をちゃんと知っておかないと、無自覚に崩れてしまいます。そうなると、お客さまにも会社にも迷惑がかかってしまいますからね。自分の身体を正しく扱い、考えながら働き続けたいと思います。向こう一年はひたすら自己研鑽。毎日やるべきことを淡々とこなし、ハイヤードライバーとしてのスキルを高めていきたいです!
本日は貴重なお話をありがとうございました!
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