キラキラ輝く50代の女性ドライバーに密着。 英語力を活かした“おもてなし”のチカラとは。

PROFILE
大瀧さん。タクシードライバー。国際自動車(kmタクシー)株式会社羽田営業所所属。2014年度中途入社。隔日勤務。(取材日:7月29日)

 

40代子持ち女性、いざ転職。
運転と接客が好きならタクシードライバー!

 

まず、大瀧さんの転職を決められた経緯を教えていただけますか。

転職の理由はシンプルにお金が必要だったから、というところが一番大きいですね。まだまだ子どもを育てていかなければならない時期だったので、経営者としての働き方からコンスタントに稼げる仕事にシフトしようと考えました。

年齢や子どものこともあってなかなか面接を受けられるところ自体が少なかったのですが、そんな中kmタクシーは私くらいの年齢でも、あたたかく迎えていただけたのでありがたかったですね。

「女性がタクシー業界で働く」ということに対して不安はありましたか?

最初は不安もありましたが、kmタクシーは女性が働きやすい職場づくりを積極的に行ってくれているので安心できました。営業所によっては女性専用のロッカールームや仮眠室、シャワー設備などが整っています。お掃除の方が入ってくれるので綺麗ですよ。女性だからこそ、働きやすいのかしれません!

外国のお客さまにも満足していただける
“おもてなし”を目指して。

 

前回の取材(2017年)では東京オリンピックの話題が出ました。開催が近づいてきましたが、何か変化はありますか?

近年外国のお客さまが増えてきました。日本を観光される外国人のお客さまからの予約が入ることも多くなりましたね。この前は合羽橋に包丁を買いに行くというお客さまが乗車されました。あまり時間がないということだったので、普段なら高速を使わなくても行けるところを、高速を使って行きました。観光でタクシーを利用される方は時間がない方も多いので、限られた時間でどこをどう回るかを考えるのにかなり頭を使いますね。また、ECDのステッカーを見て乗ってこられる外国の方も増えました。

ECD…。一体何のことですか?

「English Certified Driver」すなわち外国人旅客接遇英語検定合格者が持つ資格です。合格者だということを示すステッカーをボンネットに貼ることができるのですが、例えば羽田空港国際線ターミナルの第一プールと東京駅八重洲口にはECD資格を持ったドライバーが優遇される専用レーンがあるんです。そこは他のレーンより圧倒的に空いていてすぐにお客さんを乗せることができます。まだ認知度はあまり高くないのですが、これからもっと広まっていけば私たちの仕事が増えます(笑)!

このECDの資格を取るのは難しいのですか?

そこそこ難しい試験だとは思いますが、kmタクシーなら試験に合格した際に資格取得にかかった費用をテキスト代まで負担してくれます。資格取得のサポートが手厚いのでやる気も出ますね!スキルアップの環境があることもkmタクシーの魅力だと思います。

 

休みの日も社員同士の交流が盛ん。
「人」を大切にするkmタクシーの魅力。

 

今日はとても暑いですね。特に気をつけていることなどは何かありますか?

やはり一番は睡眠時間ですかね。暑いとそれだけで体力が奪われるので、夏は特に気をつけて睡眠時間を確保するようにしています。あとは明けの日に予定を入れないこと。明けの日はプライベートの時間を長くとれるので予定を入れることも、物理的には可能なんですけど、私は年齢や体力などのことを考えて予定を入れないようにしています。

(Photo klaus Einwanger)

なるほど。睡眠が疲労回復には一番だということですね。では公休の日はどのように過ごされているのですか?

夫が同じ営業所に勤めているので休みを合わせて、月1くらいのペースでハイキングに行っています。歩くのが好きな同僚たちを誘うこともありますね。この前は鋸山に行きました。2万5000歩くらい歩いたかな?

 

2万5000歩?! すごいですね。

日々タクシーの運転をしているだけだと運動不足になるので休日は運動を兼ねて歩いていますね。他にも年に2回ほど、課ごとにイベントを開くなど、kmタクシーは社員同士の親睦にも非常に協力的です。そういう機会があると普段の業務の時には知れない一面を知れますね。家族ぐるみのお付き合いがある同僚も何人かいますよ。

(Photo klaus Einwanger)

 

kmタクシーは「人」だと言われている理由が分かった気がします。本日は暑い中、取材にご協力いただきありがとうございました。