ホテルのような居心地を提供するベテランハイヤードライバーのお仕事に密着!

PROFILE
眞榮田さん。ハイヤードライバー。国際ハイヤー株式会社第二支店所属。2014年。年中途入社。6車10人勤務制。

タクシーは「頭の切り替えが早い人」、
ハイヤーは「じっくりと考え行動する人」が向いている?!

まず、タクシーとハイヤーの違いを教えていただけますか?
タクシーとハイヤーの一番の違いは、ハイヤーはすべて予約制であるところですね。基本的に個人との契約ではなく、会社との契約になるので、現金をその場でいただくということもほとんどありません。

眞榮田さんは国際自動車(国際ハイヤー)へ中途入社されたということですが、ハイヤードライバーに転職される際、タクシードライバーになる道は考えなかったのですか?
考えませんでしたね。タクシードライバーの方がお給料は良いですが、自分には向いていないだろうと思ったので。

なるほど。タクシーとハイヤーはそれぞれどういう人が向いていると思いますか?
タクシーは頭の切り替えが早い人が向いていると思います。タクシードライバーの場合はトラブルがあった際でも、お客さまをお送りした後パッと切り替えて次のお客さまをお乗せしなければなりません。研修でタクシーの乗務も行ったのですが、私は切り替えが早い方ではないので向いていないと感じました。一方、ハイヤーはじっくりと考え行動する人が向いていると思います。私はハイヤーの方に適性を感じましたね。

それぞれに向き不向きがあるのですね。現在どのようなシフトで働いているのですか?
私はハイヤーの基本の勤務形態となる「6車10人制」というシフトで働いています。6台の車を10人で回すのですが、簡単に言うと2日働いて2日休むシフトになります。私の場合初日は8:15に出勤して23:00まで仕事、会社で睡眠を取った後、次の日は6:00から21:00まで仕事、という感じです。

2日連続で働くのはきつくないですか?
最初の頃は休みの日に寝だめしたりしていたのですが、最近は体が慣れてきたので大丈夫です。慣れればきついことはないシフトですよ。

うとうと寝ちゃうくらいくつろげる、
ハイヤードライバーの上級運転テクニックとは。

ハイヤードライバーとなるにあたり、運転そのものに関して、特に大きな困難を感じることは ありませんでした。前職での営業経験、そしてその前の配達業務を通じて、日頃から多くの運転機会に恵まれていたためです。

しかし、運転よりも、ハイヤー業務に求められる高度な地理知識の習得には、当初苦労がございました。特に都心部の複雑な一方通行や時間帯による交通規制、抜け道となる裏道などの習得には、時間を要しました。

現在は、デジタルツールを活用しながら効率的なルート開拓と地理情報の更新に日々努めるとともに、実際に走行することで五感で道を覚えるよう心がけております。この経験を通じて、お客様を目的地まで安全かつ最速、そして快適にお送りするための知識と技術を、より一層磨き上げていきたいと考えております。

道はどのように覚えたのですか?
研修でも教わりましたが、主に自学自習で覚えました。

では研修ではどんなことを教わりましたか?

研修では、特にホスピタリティの本質について、深く教え込まれました。

その中でも、「お客さまにいかに気を遣わせないか」というおもてなしの心が最も肝要であると学びました。理想としましては、ご乗車中、まるでご自宅で過ごされるような心安らぐ空間を提供することですが、少なくともホテルの客室のように上質で清潔な空間を目指しております。

そのため、車内の清掃や整理整頓はもちろんのこと、お客さまが五感で快適さを感じていただけるよう、細部にまで気を配っております。このホスピタリティの精神を常に胸に刻み、お客さまにとって最高の移動空間を提供できるよう、日々実践を重ねております。

国家行事、G7、G20で要人の送迎。大きな仕事で大切なのは「適度な緊張」?!

これから仕事での目標は何かありますか?
直近は即位の礼ですね。今までもG7ではフランスの要人をお乗せしたり、アフリカ開発会議ではアフリカの大統領をお乗せしたり、G20では金融機関のトップの方をお乗せしたりしました。その経験を活かして安全、そして快適にご乗車いただけるよう努めたいと思っております。

今でも緊張はしますか?
はい。緊張はいつまで経ってもしますね(笑)。でも緊張感がなくなると逆に危ないんだと思います。適度な緊張感を持ち続けられる人の方がこの仕事には向いているのかもしれません。

確かにそうですね!“緊張する”ってネガティブに捉えられがちですが、このようにポジティブにも取れますよね。今日はお忙しい中取材にご協力いただきありがとうございました!これからもお仕事頑張ってください!!