気を遣いすぎない気遣いがポイント。ハイヤードライバーとして、そして指導乗務社員として働く小松さんのホスピタリティに密着!

PROFILE
小松さん。ハイヤードライバー。国際ハイヤー株式会社第一支店所属。2012年中途入社。6車10人制勤務。

入社前はハイヤーの存在すら知らなかった?!

小松さんはハイヤードライバーになる前はどんなお仕事をされていたのですか?
高校卒業後から12年間、先物取引を扱う会社で働いていて、最終的には外交為替のディーラーをしていました。その後転職して1年間だけ、営業の仕事をしていました。

そんな小松さんの入社のきっかけは何だったんですか?
30歳を機に転職しようと思いまして。国際ハイヤー株式会社には知人の紹介で入社しました。入社前はハイヤーの存在すら知らなかったのですが、元々人と接するのは好きでしたし、車の運転も好きだったのでここに決めました。

ハイヤーを知らない状態からハイヤードライバーになられたわけですね。では現在のお仕事について教えてください。
今は、定期利用ではないスポットの仕事をメインに、指導乗務社員としても働いています。指導乗務社員とは新人の方たちの研修を行う社員のことです。

これはハイヤードライバーならではの研修だろうと思うものって何かありますか?
行くところは、かなりタクシーと比べても特殊かなと思います。国会の中やVIP専用入口のある建物など普通のタクシーでは入れないところも多いので。

なるほど。VIPの方々が出入りされる場所は一般の方が出入りできない場所も多いですもんね。

気遣いを感じさせないような気遣いを。

小松さんのお仕事をする上でのこだわりを教えてください。
こちらが気を遣いすぎてしまうとお客さまもリラックスできないので、その辺りの度合いには気を配るようにしています。気を遣いすぎない気遣いといいますか、できるだけお客さまにはいつも通りの空間を提供したいですね。

気を遣いすぎるとお客さまの方も「気を遣われている」と感じてしまいますもんね。
気遣ってもらっていると感じないくらいの気遣いがベストだと思っています。たとえば、同じお客さまを何度もお乗せする場合などは道の凹凸がある場所を覚えて揺れないように気を付けたり、ゴルフ場からの帰りのときはお水をお渡ししたり、それくらいの「なんてことのない」気遣いにとどめるようにしています。

この仕事のやりがいを小松さんはどこに感じていらっしゃいますか?
自分はずっと同じ人をお乗せする専属の仕事を最後までやり切り、お客さまに「今までありがとう」と言っていただいたときに一番やりがいを感じましたね。とても嬉しかったです。

毎日のように同じ人をお乗せしていると、お客さまのことがいろいろ分かってきますよね。
はい。朝の挨拶の時点で今日の調子も分かりますしね。会社以外によく行かれる場所も把握しているので、地名を言っていただくだけでどのお店に行かれるのかも分かります。

すべてを言わなくても通じるわけですね。長年連れ添った夫婦のようです。

妻から「運転が丁寧になった」と言われました。

ハイヤードライバーは仕事中一人の時間が多いと思いますが、同僚の方とはどんな交流がありますか?
話すことは世間話が多いですけど、情報の共有もします。一番多いのは道路状況についてです。事故や工事など。あとは食べ物の話をよくします(笑)。

食べ物を食べない人はなかなかいないですもんね。ポップな話題です。小松さんはお休みの日は何をされているんですか?
家族と出かけることが多いですね。子どもが2人いまして。上の子が14歳、下の子が4歳です。ハイヤードライバーは普通のサラリーマンの方よりはおそらく家族と過ごせる時間が長い仕事だと思います。子どもが小さいうちは特に嬉しいですね。平日の休みもあるので、一緒にお昼ご飯を作ったりしています。

小松さんはお休みの日は運転されるんですか?
普通にしますよ。妻に「ハイヤードライバーになってから運転が丁寧になった」と言われたのは嬉しかったですね。

いい話ですね!では最後に、国際ハイヤーが他社と違う点はどこにあるとお考えですか?
弊社は2020年に100周年を迎える歴史ある会社ですのでその誇りと言いますか、業界を常にリードしていかなければならない使命はあると思っています。

「誇り」ですか。かっこいいですね!今日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。これからもお仕事頑張ってください!!