キッカケは、高級車の「かっこよさ」に惹かれて!新卒入社1年目で世界規模の仕事を経験する女性ドライバーのキャリアステップ。 

キッカケはHP掲載の写真。
「高級車がたくさんある・・・!」

新卒入社でハイヤードライバーという職業を選んだ村田さん。まずは、入社のキッカケからお聞かせください!

学生時代は地元、宮城の大学で国際関係の学びを専攻していました。学びの中心は「日本語教育」。技能実習生の方々への日本語指導の経験もあります。英語も、多少のコミュニケーションであれば問題なく交わすことができます!私が専攻していた学部では、航空会社への就職や英語を扱う仕事などの進路を選ぶことが多い傾向にあります。ただ、就職活動とコロナ禍が重なったこともあって…私を含め同期の人達は多種多様な進路選択をしていました。そんな中、私が選んだのは「ハイヤードライバー」でした。

コロナ禍と重なった就活。国際自動車(国際ハイヤー)や業界について知ったキッカケとは?

当時はコロナ禍の影響に加えて、地元と東京が離れているため、企業説明会や合同説明会への参加ができませんでした。最初は日本語教育に関係する教材等を作る出版社を志望していたんですが選考の途中で違和感が生まれてしまって。会社の中で働き続けるいわゆる「オフィスワーク」に魅力を感じなかったんです。もっと、物理的に色んな場所へ動き回る仕事の方が向いていると思い「接客」「外で働く」重視の就職活動に切り替えたんです。

なるほど。就職活動を経て志望する世界が変わったと。

インターネットで様々な会社について調べて回る過程で偶然見付けたのが「国際自動車」。こくさいじどうしゃ…という名前から「たぶん車に関係する仕事だろうな~」…と。深く考えずにHPを閲覧していると、高級車の写真がたくさん載っているページがあったんです。「かっこいい!」…と思って。で、応募しました。

…高級車がかっこよかったから…?!しょ、衝撃の理由。

その後、他の業界・職種を調べることはなく国際ハイヤー即決でしたね。ハイヤードライバーになる!ぽんぽんぽんっ、と就職活動終わり!…という感じで順調に入社まで進んで。でも、決して投げやりに決めたんじゃないんです。ハイヤードライバーの仕事一択、これしかないと思ったんです。とにもかくにも、「かっこいい!」と思って…!

「かっこいい」仕事への憧れを起爆剤に!
キャリアステップ、踏んでます。

高級車のかっこよさに惹かれて、ハイヤードライバーへ。友人や家族、周りの反応はいかがでしたか?

地元ではハイヤードライバーという仕事が一般的ではなく、周りの人々もその職業の存在を知りませんでした。私自身も、「ハイヤードライバー」という言葉は知りながらも、どんな仕事かまでは分かっていませんでした。ただ、未知の業界にも関わらず、周りからの反対はありませんでしたね。説明会の内容が充実していたお陰だと思います。私も家族も、不安なく入社を決めることができました。

説明会の中で初めて、ハイヤードライバーという仕事の実態に触れたと思うのですが、「かっこいい」という第一印象とのギャップなどありませんでしたか?

思っていた通りの、かっこいい仕事でしたね。中でも、国際行事の際の賓客をお乗せする仕事は得に魅力的に感じました。入社後は絶対にこの仕事に関わりたいと思い、面接の時点から強く訴えていましたね(笑)。キャリアがスタートして1年という所ですが、もう既に行事に関する仕事には携わらせていただいています。ハードルの高い仕事ではありますが、とにかく、かっこいい仕事がしたくて・・・!

入社から1年経たずして重役の方をお乗せする仕事へ。キャリアステップとして、はかなりスピード感があるように思いますが・・・!

そうですね。強い意志を訴えていたので、願い叶ったという所でしょうか・・・(笑)。魅力的に感じた仕事を、実際に経験させていただけるのは仕事のモチベーションに繋がります。

前向きに仕事を経験しキャリアステップを踏む村田さん。穏やかな語り口とはまた違って、内なる情熱を感じますね・・・!これまでの取材を踏まえると、「ガツガツ仕事を取る情熱タイプ」の方は、タクシードライバーを選択する傾向にあると思ったのですが?

最初にタクシードライバーも経験させていただいたのですが、私は東北出身ですので東京の地理感がなくて・・・。道が分かる「勘所」的なスキルが仕事に直結するタクシードライバーの仕事は、少し抵抗があったんです。もちろんハイヤードライバーの仕事においても地理的な知識は必要ですが、こちらは事前準備の時間が取れるんです。仕事の進め方としては、まず一週間分のスケジュールをまとめていただき、その仕事の中で必要な道の知識、訪問する施設・飲食店などの情報を仕入れて、当日のスムーズなご案内に繋げるという流れ。東京の地理に詳しくない私がスピード感を持ってキャリアを積むには、ハイヤードライバーの方が合っていますね!

「かっこいい」は伝播する。「ならでは」の働き方を追求、奮闘の日々!

ハイヤードライバーとしてのキャリアステップ、順調に進んでいる村田さん。さて、今後はどのような仕事に挑戦したいですか?

入社時に目標にしていた国際行事に関わる仕事については、まず一歩を踏み出せた所だと思います。今後も国際行事が行われる際は要人の方のサポートに手を挙げられると嬉しいですね。世界規模の仕事ということで、大きなやりがいを感じるというのが一つ。もう一つは・・・やっぱり「かっこよさ」なんですよね。車が・・・かっこよくて・・・(笑)。高級車を運転できるという点で、ハイヤー業界を目指す方も多いのではないでしょうか(笑)?車種で言えば「センチュリー」など、なかなか運転する機会に巡り会えないですよね。あ、いつか防弾車を運転したいですね・・・!周りにも多いですよ、「防弾車を運転したい」というメンバー。ハイヤードライバーの憧れの一つなんです。

「かっこよさ」に惹かれた人達は、多いみたいですね!さて、目標達成のために奮闘中という所だと思いますが、自分ならではの「仕事のこだわり」など生まれましたか?

ならではの流儀・・・。正直、まだ定まっていないかもしれませんね。どちらかというと、「ハイヤードライバーとは如何なる仕事か」を経験の中で学んでいる途中だと思います。少しずつ「ならでは」の仕事論が生まれると嬉しいです。一つ気付きがあるとすれば、ハイヤードライバーに欠かせないキーワード「時間」については意識するようになりました。どの仕事においても、重要なのは「時間」。お客さまをお迎えするタイミングから、目的地へ着く時刻。そして、待機時間。すべて、分刻みで管理しなければなりません。時計は重要なアイテムですね。それも、必ず腕時計での確認を。ハイヤーの車内にも時計があるのですが、お客さまをお迎えする際は車外で待つ関係で見られないんです。今何時だろ、と車の中を覗いて時計を確認している間にお客さまが到着・・・なんて、かっこわるいことはできませんから。すべてはハイヤードライバーの「かっこよさ」のために・・・。どの所作も、徹底的に。

自分なりのこだわりといえば、免許証入れの隙間に小銭を入れることでしょうか。駐車場の利用など、ふとした時に小銭が必要になるタイミングがあるんです。これもまた、いざ必要な時にあたふたしてるとかっこわるいじゃないですか。サッ、っと動けるように。

 

どれも「かっこよさ」にこだわっている自分ルールですが、この追求はお客さまへのサービスであると考えています。いい車に乗っている。いいドライバーの運転で訪問先へ向かう。私が追求する「かっこよさ」が、お客さまのモチベーションに直結すると思うんですよね。「かっこよさ」は巡り巡って、伝播するんです・・・(笑)!

 

ハイヤードライバーとしての仕事の追求が、新たな価値観を生み出していく。今後の村田さんの活躍に期待しています!本日は貴重なお話をありがとうございました!