ドライバーを経て研修課へ!元ドライバーが教える「自分のキャラクターを活かす」術。

PROFILE
石井さん。国際自動車株式会社研修課所属。2010年入社。

「え、こんなにもらえるの?」
その日からずっと、転職するならドライバー、と。

まずは、入社のキッカケから教えてください。
実は前職で夜中帰る時にタクシーチケットを使って家に帰っていまして。その時のタクシー会社が国際自動車(kmタクシー)だったんです。ある日ドライバーの方とお給料の話になったのですが話を聞けば聞くほど、どうやら高収入の仕事であると分かり始めて。その会話をずっと覚えていたんです。いざ、転職を考えた時にはタクシードライバーが選択肢にありました。

なるほど、ドライバーの方との出会いがキッカケだったんですね。現在はどのようなお仕事が中心なのでしょうか?
現在は研修課に所属しています。新人ドライバーを中心に運転スキルからマナーまでドライバーとしての心得を伝授しています。実は、自身がタクシードライバーとして働いていた時代にも「出向コーチ」として研修課に携わっていました。指導に関わる中で、大きなやりがいを感じ始めていましたので、こうして本格的に指導者という立場になりますます引き締まる思いです。

どんなキャラクターでも大丈夫。
個性は、最大の武器になる。

これまでのお仕事の中で、特に印象的だったお仕事について教えてください。
先に述べた通り、新人ドライバーへの研修に携わっているのですが、遂に新卒のドライバーたちが自分の娘と同じ世代になりまして。子どもたちを教えているという不思議な感覚があります。次の世代へ繋いでいくという印象ですね。

最近の若者についてはどのような印象をお持ちですか?
大人しい方が多いという印象がありますね。一般的に、就職活動においては大人しい方って不利に思えますよね。ですが、タクシー業界においては大人しいことって全然マイナスポイントじゃないんですよ。大人しい方がドライバーでも、お客さまへの印象は別に悪くならないですよね。それよりも、その人自身のキャラクターを生かして頑張るということが求められる業界なんです。きっと、大人しいタイプならではの接客術が編み出されていくのだと思います。

なるほど。自分の個性を活かして働くことができるのですね。
そうですね。自分の個性が光っている人はたくさんいますよ!私は営業所で野球部に所属していたのですが、こうした仲間たちとの関わりの中、それぞれのキャラクターを知りましたね。野球が終わった後はみんなで仕事の課題を打ち明けて、みんなで解消する時間がありました。一人で乗務に臨みますが、こうしてみんなといる時間も大切。このあたりのバランスを取りながらメリハリを付けて働ける職場だと思います。

0点スタートから100点を目指す。
秘密道具は、書き溜めた乗車記録。

新人ドライバーたちが苦戦するポイントって、どのような所でしょうか?
東京の道を覚えるのは、なかなか苦戦すると思います。でも、我慢強く勉強することが大切。どれだけ道を覚えていくかということは、東京の知識を高めることに直結しますので辛抱強くチャレンジしてほしいと思います。

なかなか大変そうですね…。
もちろん大変ですが、逆に考えると最初から全部できてしまう人なんていませんよね。100点スタートができないのは当たり前。0点スタートで、1点ずつ積み上げていくということが大切です。一つのミスで落ち込んでしまう方、吸収が早く方、成長スピードは人ひとそれぞれですが、全員が一流のドライバーとして輝けるよう、全力でサポートして参ります。成長と言えば…

こんなモノを書き溜めていました。これは私がドライバー時代に9年間取り続けた「お客さまデータ」集です。いつどこでどんな方をお乗せしたか、という記録を取り続けて次のお客さまへのホスピタリティに繋げる。「この前似たルートを通ったな…」など、必ず発見があります。こうして地道にやっていくこと、この積み重ねが大切なんです。

貴重なお話をありがとうございました!