ファッション業界からハイヤードライバーへ。キッカケは、親戚の一言。
現在、IT推進課でご活躍中の長尾さん。まずは、国際自動車(国際ハイヤー)入社のキッカケからお聞かせください!
新卒入社で入社した会社は、帽子を製作するメーカー。自身が工場で働くのではなく、海外の工場で製作した帽子を国内のブランドに卸す仕事が中心でした。学生時代から、ファッションに関心がありましたので、就職活動では、アパレル業界への就職を絶対条件にしていました。ただ、働き始めてから5、6年経った頃に転職を決意します。ファッションは趣味にとどめておいて、仕事は別の業界・職種で探したいと思ったんです。
アパレル業界での経験を積んだ、20代前半。ここで業界を離れた理由は?
あくまでも「ファッション好き」という気持ちで入った業界なのに、仕事の中で起こるいざこざ、課題の多さゆえファッション自体を嫌いになってしまいそうで。自分の好きなものと仕事は分けて考えた方がいいと思い始めたんです。
なるほど。しかし、別業界への転職については、タクシー業界以外の選択肢もあったのでは?
確かに様々な選択肢がありましたが、実は親戚にkmのハイヤーで働いている者がいまして。彼に、業界の仕事について聞く機会があったんです。タクシー業界、ハイヤー業界の仕事の奥深さを知る中で、特にハイヤー業界は自分に合っているように感じました。固定のお客さまを持って、安定した収入を得る。タクシードライバーも魅力的でしたが、ガツガツ営業する性格ではないので、自然とハイヤー業界への興味関心が強くなっていきました。
親戚の助言をキッカケにハイヤードライバーとしてのキャリアが始まったのですね。
はい。とはいえ、自分がハイヤードライバーとして働き始めるなんて、想像もできませんでした。乗務が始まる直前まで、実感がなかったんです。慣れるまでは大変でしたね。特に不安だったのは、いわゆる普通の総合職の方々と比べて、ドライバー職は拘束時間が長めです。今までの勤務形態tのギャップに耐えられるのだろうか…と不安がありましたが…これは自然と慣れていきましたね(笑)。他にも、地理の知識だったり運転スキルだったり不安な点はありましたが、どれも時間が解決してくれたように思います。先輩方に気軽にアドバイスを貰える環境もありますので、未経験でも一端のドライバーを目指すことができると思います!
社内インフラのまとめ役!IT推進課へのジョブチェンジ。
ハイヤードライバー時代の仕事の中で、特に印象に残っている仕事はありますか?
台風の被害の中、お客さまを送り届けたことがありましたね。千葉に拠点を置かれている方で、台風の中東京から千葉まで向かう必要があったんです。高速道路が通行止めになってしまっており、一般道も倒木など被害が出ている状況。このような非常時でも、企業の責任者の方は会社に向かう必要があるのです。そのニーズに応えるのがハイヤードライバーという仕事の使命であると思いますが、とはいえいつもとは異なる緊張感の中での運転は神経を削られました。ただ、やり遂げた際の達成感は大きな物でした。
激動のハイヤードライバー経験を経て、今度は「IT推進課」へと居城を移す長尾さん。この職種変更のキッカケは何だったのでしょう?
元々職種変更に興味があったので、ジョブトレ(社内インターン制度)に参加していたんです。営業職や総務課の実務経験をする中で、内勤の仕事への興味関心が強くなり、職種変更を決意。そのタイミングでお声掛けいただけたのが、IT推進課でした。
丁度タイミングが重なり、出会ったのがIT推進課。現在は、どんなお仕事をされているんでしょうか?
IT推進課は社内ネットワーク・インフラに関するさまざまな仕事をしているのですが、私はその中でも給与に関わる面で仕事に取り組んでいます。基本的にはデスクワークですが、各所と連絡を取りながら進める必要があるので、一言で「総合職」と言える仕事とはまた異なります。会社全体に関わる仕事ゆえ、一つのミスが重大な問題に繋がってしまう可能性があります。未経験からのスタートですので、分からないことだらけ。「分からないことは聞く」という、新人時代の当たり前を、もう一度実践しているような日々です。周りのメンバーも、困ったら聞ける環境を用意してくださっています。イチからのスタートも、皆さまの支えのお陰で頑張れています。
ドライバー職から新たなステージへとキャリアステップを踏んだ長尾さん。このタイミング、転職という選択肢はなかったんでしょうか?
確かに、タイミング的には転職を考える時期だったかもしれません。ただ、ジョブトレーニング(社内インターン制度)の過程で、職種変更の意思を伝えていたので、その思いを受け止め会社側も歩み寄ってくれた部分がありまして。私の、如何にしてキャリアステップを踏みたいか…とう部分の意見を汲んでいただき、その結果今のポジションがあるんです。イチから再スタートするなら、国際自動車に還元できる方が自分としても嬉しいですから!
国際自動車に根付く「社員第一主義」。与えられた場所で頑張る大切さ!
ファッションは趣味として楽しみたい…とおっしゃっていましたが、プライベートの過ごし方は変わりましたか?
実は、この会社に入ってから結婚し、子どもが産まれまして。今は子ども中心の生活になっていますので、ファッションを楽しむ時間は少ないですね(笑)。ただ、その分、人生が充実しているように感じます。子育てとの両立を実現するために、仕事の効率も考えるようになりました。巡り巡って、結果的にプライベートは充実しています。
なるほど!プライベートもまた、新しい環境になったのですね。
子どもの世話をし終えてから自分の時間が来る生活。だから、大変に思うこともあります。ただ、いざという時には育休の制度を使えるので、が心の支えになっています。国際自動車では、よく「社員第一主義」という言葉が使われますが、多くの企業にはない言葉だと思います。これはタクシー業界・タクシー会社特有の言葉のような気がします。ドライバーがいなければ、タクシーもハイヤーも動かない。社員が心身ともに健康であることが会社の成長に直結する業界なんです。だからこそ、「社員第一主義」が言葉だけではなく、現実の物として実践されています。
国際自動車に根付く、「社員第一主義」の精神。km国際自動車といえば、ホスピタリティというキーワードもありますね。
ホスピタリティについては、どの職種にとっても大切な言葉ですね。ドライバーから転身して、また新たなホスピタリティのあり方に気付けたと思います。現場から問合せが来る、その時に「他にも困っていることがあるのでは?」と一つ先のことまで汲み取ることが仕事、と感じるようになりました。ドライバー時代とはまた異なる部分で気遣いだったり、サポートだったりと、ホスピタリティを体現すべき機会があります。
長尾さんの、現在の目標について教えてください!
まずは、IT推進課で何を実現できるか、与えられた場所で頑張れることを探したいと思います。まだ、慣れないことだらけなので、どの分で役に立てるのか把握しきれていないと思います(笑)。そのために、資格を取ったり、勉強を重ねたり。前身するために、頑張りたいと思います!
本日は貴重なお話をありがとうございました!