大手スーパーでお惣菜を作っていた主婦がタクシードライバーになるまで。稼ぎたい主婦の方、必見です!!

PROFILE
近藤さん。タクシードライバー。国際自動車(kmタクシー)株式会社東雲営業所所属。2018年入社。日勤。(取材日:2019年8月26日)

私がタクシードライバー?!
今まで考えたこともなかった驚きの転職。

まず近藤さんの転職の経緯を教えてください。
私はタクシードライバーになる前は主婦でした。大手スーパーでお惣菜を作るパートをしていましたね。でも子どもが高校から二人とも私立に進んだこともあって、お金が必要になりました。それでもっと稼げる職業を探し始めたんですけど、資格も特に持っていないし、パソコンとかも全然できなくて、なかなか自分にできそうな仕事が見つけられませんでした。車も一応運転はできるのですが、道が全然わからないという状態で。今まではずっと主人が運転していて、私は助手席に座っているだけだったんです。「タクシードライバーなんてこんな自分にできるはずない」と思っていました。

「できるはずない」と思っていたのにタクシードライバーになられたことには何かきっかけがあったのですか?
求人サイトに「ご年配の方を病院へ送り迎え」とか「妊婦の方を揺れの少ない状態で目的地まで送り届ける」とかそういった仕事もあると書いてあったんです。「それくらいなら自分でもできそうだな」と思って応募して入社しました。でも研修が進んでいくうちに「あれ、私、間違った場所に来たかも」って思いました。だって周りはみんな普通のタクシードライバーになるつもりの人ばかりなんですもの。そこで教官の方に求人サイトに書いてあったような仕事はあるのかと聞いたら「今はあまり行っていない仕事です」と言われてしまって!

そうなんですか!でも今近藤さんはタクシードライバーの仕事を続けていらっしゃいますよね?当初思っていた仕事ではないのに続けられているのはなぜなんでしょうか?
研修中に私が当初思っていた内容の仕事はあまりないということが分かったわけなんですけど、そのことについても、kmタクシーの方々は親身に相談に乗ってくださいました。この仕事を続けるにあたって大きな後押しになりましたね。「せっかくここまで研修を受けてきたのだし、とりあえずもう少し続けてみようよ」というようなことを言っていただいた記憶があります。「やりたい仕事」よりも、あたたかい雰囲気に惹かれてここで頑張ろう!という気持ちになれたんです。

先程「道が全然分からない」とおっしゃっていましたが、今はどうですか?
まだ周りのタクシードライバーに比べたらまだまだかも?ですが、研修を通してかなり詳しくなりましたよ!万が一わからなかったときは、お客さまに聞くことも。そこまで致命的に困ることはほとんどないですね。

「今日のお客さまはね…」という、
子どもとのコミュニケーション。

お子さんには普段の仕事のことをお話したりするんですか?
しますよ!今まで主婦でしたし、あまり外向きでない性格でしたので正直世間知らずなところが多分にあったんですよ。今は毎日色んなお客さまがご乗車されますから、子どもに話す話題が尽きませんね。

どんな話をされているんでしょうか?
たとえば以前丸の内で、外国の方と英語でビジネスの話をしているサラリーマンの方をお乗せしたことがありました。家に帰ってから子どもに「英語はやっぱりできた方がいいよ。今日乗せたお客さまは普通に英語で外国の人とビジネスの話をしていたよ。これからはそういう時代なんだよ」とかそんなことを話しましたね。子どもの将来のアドバイスといったところでしょうか。
そういう話も実体験の方が説得力もありますね!

チームで働くのが苦手な主婦に
オススメのタクシードライバー!

タクシードライバーになってよかったなと思うことはありますか?
そうですね。「自分のためになる仕事」ができるのは大きな利点だと思います。パートでのお仕事だと特に体力勝負の仕事や速さ勝負の仕事が多いですし、その仕事の外で使えるような知識や技術はなかなか身に付けられないですから。

kmタクシーのいいところって、どんなところだと思いますか?
仲がいいところですかね。女子社員同士もすごく仲がいいんですよ。東雲営業所は女性専用施設があるので、よく施設内でおしゃべりしています!

(女性専用施設)

仲がいいのはとてもいいですね!うらやましいです。最後にタクシー業界に就職または転職を考えている方、特に近藤さんと同じような状況の方に向けてメッセージをお願いします!

タクシードライバーの仕事は一人で黙々と考えることが得意な人にオススメです。自分のペースで働くことができる点は私にすごく向いていたようで、その分責任感を持って仕事をしなければならないのですが、こうして今日まで楽しく続けられています。私のように「タクシードライバーなんて自分にはできない」と思っている人もぜひ一度挑戦してみてほしいです!

今日は貴重なお話ありがとうございました!これからもご自分のペースでお仕事頑張ってください!!