「タクシー業界は全く知らなかった」未経験からのスタートで班長を務めるドライバーが仕事の極意を語る。

PROFILE
伊藤さん。班長。羽田営業所所属。2014年新卒入社。

「自動車」だから車関係?
最初はそれくらいの知識でした。

まずは入社のキッカケからお聞かせください。
最初の出会いは学内説明会。まだ就職が決まっていなかったのでなんとなく参加したんです。国際自動車(kmタクシー)って知っている気がするな、と思って。そしたら、私がバイトをしていたお店にいつもドライバーの方がいらっしゃっていたんです。それで会社名を覚えていたみたいで。自動車と付いているので車の会社かな?くらいの知識しかない状態だったんですが、説明会に参加して、そのまま入社しました(笑)。

私は経済学部出身なのですが、周りは色んな学部から集まっていますね。そしてほとんどの人がタクシー業界について知識がない状態でこのkmタクシーを知り、ドライバーとして活躍しています。未経験からでも輝ける環境がありますね。

未経験から、ドライバーへ。ちなみに他の選択肢は考えなかったのでしょうか?
選考が面白かったので、きっと仕事も面白いんだろうなって。私の時は「1DAY選考」があって、実は1日で内定が決まったんです。不思議な会社ですよね(笑)。だから虜になってしまって。

競争社会のイメージ?
いえいえ、「協働社会」です。

kmタクシーの環境はいかがでしょうか?
ぶっちゃけ、タクシー業界の労働環境は競争社会だと思っていたんです。自分の知っている稼げる場所があっても他には教えない…という、ライバル意識がありそうですが、実際は違います。あの場所で多くのお客さまに乗っていただけるよ、など営業情報を共有するんです。知識は共有し合うんですよね。kmタクシーのメンバー全員で頑張るという、仲間意識を皆さん持っている印象です。

なるほど、協力プレイなんですね。これまでのお仕事の中で印象に残っている出来事はありますか?
一度、事故対応の仕事がありましたね。班長の立場として現場に出動し、お客さまとドライバーの状況を確認したり、警察との手続きを行ったり。安全な運転を実現することが最も大切ですが、起こってしまった事故についてしっかり対応するのも重要な仕事です。丁寧にホスピタリティを持って行うことで、次の信頼につなげていくことを意識しなければなりません。

「7年」はまだ、
ベテランを語るには早い?

伊藤さんのキャリアステップについて教えてください。
7年ドライバーとして働いているので「ベテランドライバー」と言えるかと思いきや、タクシー業界にはこの道20年、30年という先輩方がいますから、まだまだ「ベテラン」とは言えないかもしれません。ですが、自身のステップアップとして、3年半ほど前から班長職を務めています。

班長職に就いた、そのキッカケは何だったのでしょうか?
入社から2年というのは、kmタクシーで言えば次のステップに進む時期のようで。有難いことにお誘いをいただいて班長職に就いたんですが、実は当時はハイヤードライバーとして働いてみてもよいかもしれない、など様々な選択肢がありました。採用課へ出向した経験もありましたから、職員へのジョブチェンジも考えましたね。とにかくkmタクシーでは社内でのジョブチェンジが盛んで、会社の中に様々なキャリアステップの可能性があります。私の場合はドライバーとして働きながら新しい仕事にも挑戦できるというステップが合っていると思ったので班長職を選択しました。

なるほど。ちなみに、班長のお仕事のコツってどんなところなのでしょう?
仕事の中心は「配車」ですね。その日に使える車を把握して、ドライバーに振り分けていく仕事。マネジメントの一種だと思いますが、感覚としてはパズルに近いですね。どのドライバーがいつ出勤して、どれだけの車が余るのか。その時々の状況を即座に把握して総合的に考える力が必要になります。実は私、この仕事が得意みたいで(笑)。自分も知らなかった可能性に気付けるのがジョブチェンジ制度なのかもしれません。

貴重なお話をありがとうございました!