コロナ禍をキッカケに退職。その後、再びkmタクシーへ?!
清水さんは、2023年に国際自動車(kmタクシー)2023年へ入社されたとのことですが…タクシー業界の仕事には慣れましたか?
はい!…というのも、数年前にkmタクシーで働いていましたので(笑)。二度目の入社なんです。2019年に新卒入社し、2年半タクシードライバーとして働きました。その後、転職して他業界・他職種の仕事に就いたのですが、またkmタクシーへ戻ることに…。
なんと!一度退職されて、再入社をされたということですか。
はい。新卒入社…すなわち”最初の入社”のキッカケは合同説明会での出会いでした。総合職希望で就職活動を進めていたので、kmタクシーの職員としての仕事に興味を持ったんです。ですが、お話を伺う中でドライバーの仕事への理解や気持ちに寄り添うことが職員として必要な経験だと知り、まずはドライバーから頑張ってみようと思ったんです。
元々職員志望、よりよい仕事ができるようにドライバーとしてのスタートを選んだのですね。
はい。「ドライバーも職員も、同じ会社で経験できる」というのが、kmタクシーの魅力の一つですからね!ジョブトレ(ジョブ・トレーニング)などのサポートも充実しており、会社内で様々な職種を体験し、そして職種変更まで実践できます。ただ、私がジョブトレを希望していた頃、丁度コロナウイルスの感染拡大が始まってしまったんです…。
タクシー業界全体を巻き込む大きな問題でしたので、一時的にジョブトレなどのサポートはストップしてしまったんです。このままドライバーの仕事を続けること、転職して他業界・他職種の仕事に就くこと、その二択で悩み、結果的に転職を選びました。
「おかえり〜!」
ゆる〜く受け入れてくれた仲間たち。
転職が決まり、IT系企業でエンジニアとしての仕事が始まりました。ドライバー時代に思っていた、社会経験を積みたいというニーズは満たされましたが、徐々にその業界ならではの窮屈さが見え始めたんです。ずっとモニター画面を見続け、データを管理する仕事。大切な仕事とは理解できましたが、誰の役に立っているのか、何のために働いているのかが見えづらい。タクシー業界では、目の前のお客さまへのサービスを行うので「誰の役に」「何のために」といったやりがいが、直接的に理解できたんです。
お客さまと直接向き合う仕事の方が、清水さんの求める仕事の理想に近かったんですね。
はい。また、それがタクシー業界ならではの魅力だったのだと改めて気付きました。なんとなく、「タクシードライバーは自分に合っている仕事だな〜」…という感覚は合ったのですが、なかなか言語化することができず…。離れてから好きだったんだな、と。
kmタクシーへ戻るキッカケは、何だったのでしょう?
退職後も、当時の班長だった方が時折連絡をくださっていたんです。新しい職場や環境についての話や、体調のことなど気遣ってくださいました。ある時、冗談判断で「kmタクシーに戻りたいです〜」とメッセージを入れたら、「戻って来る人たち、結構いるよ〜」と。え、結構いるんだ(笑)!…と驚きましたが、その一言で、いわゆる”出戻り”もありかな、と思い始めたんです。
班長の方の一言が、一歩踏み出すキッカケになったのですね。
はい!「戻って来い」など、強い言葉での勧誘ではなく、あくまで選択肢の提示だったことも嬉しかったですね。また、再入社した際の営業所の自然な受け入れ方も嬉しかったです。「あ、戻って来たんだ〜、おかえり〜!」くらいの、ゆる〜い雰囲気。自然で、あたたかい空気感もkmタクシーのいい所ですね!
転職のカギは「未来への展望」。
タクシー業界で新たなスタートを
そしてkmタクシーへの再入社を決めた清水さん。再び戻って来たことで見え始めたkmタクシーの魅力はありますか?
自分の判断、裁量で仕事を進めることへのやりがいを強く感じるようになりました。IT業界での仕事は、マニュアルに沿った仕事が多く、決まり切ったルーチンワークが多かったように思います。タクシードライバーは、交通情報やお客さまからの要望を複合的に判断して、サービスを提供するホスピタリティ溢れる仕事です。新卒入社時には当たり前だと思っていたドライバーの仕事も、他業界・他職種にない、「ならでは」のやりがいで溢れることに気付きました。
一度違う業界での仕事を経験したことで、タクシー業界のさらなる魅力に気付けたという清水さん。今、転職を考えている方は、どのような点に気を付けて転職活動を進めるのがいいと思いますか?
これは、私の考えというよりもkmタクシーとしての転職の捉え方だと思うのですが…転職を考えるキッカケが「現実逃避」か「未来への展望」かで、大きく変わって来ると思います。自分で悩みを抱え切れず、とにかく現状から脱却したいとの思いで会社を辞めてしまうパターンの方は、少し思い止まった方がいいかもしれません。どんなキャリアステップを踏んで次に進みたいのか。未来への展望を思い描いた上での転職が理想と思います。私の場合は、「IT業界で社会経験を積みたい」という未来を描いての転職でしたが、もしも「現実逃避」パターンだったらkmタクシーへの出戻りはできませんでしたね(笑)。「逃げてしまった場所」じゃなくて、「背中を押してくれた場所」だったから、また戻って来れたんです。新たなスタート、もう一度新しい未来を思い描いて、頑張りたいと思います!
本日は貴重なお話をありがとうございました!