「スーパーに就職したい!」→タクシー業界へまさかの方向転換、その理由は。
まずは、入社のキッカケからお聞かせください!
学生時代に経験したスーパーでレジ打ちのアルバイトが自分に合っていたので、就職活動でもスーパーの仕事を中心に探していました。ただ、スーパーマーケットの運営会社への就職は、総合職のお仕事での募集ばかり。現場で働くには、アルバイトとして働くしか選択肢がなかったんです。新卒のタイミングでフリーターとして働くのは不安が大きかったので、別の業界・職種について調べ始めました。
最初はスーパーマーケットに関わる仕事を志望していたのですね。
スーパーのレジ対応は、お客さまとの対面時間が極めて短く、その間にどれだけのホスピタリティを持って接することができるかが勝負なんです。数秒の関わりの中で、相手の求めていることを見抜く…そのスピード感がやりがいに繋がっていました。そんな時、合同説明会で出会ったのが国際自動車(kmタクシー)。
なるほど、ここでタクシー業界の仕事について知る…
いえ、合同説明会への参加は断りました。
え?参加しなかったんですか?
はい。このタイミングでは興味が無かったので…。スーパーの仕事を志望していて、タクシー業界の説明会にはなかなか参加しませんよね。ただ、次に参加した合同説明会でも、また声を掛けられて。相変わらず元気なスタッフの方だなあ…と。二回声を掛けていただいたのだから、一度参加してみようと思ったんです。
なんと!最初に声を掛けられた時のインパクトが残っていたんですね。キッカケは業界への興味ではなく、スタッフの熱意。
二回目の合同説明会に参加した頃は、就職活動がうまく進んでいない時期で。もう少し視野を広げた方がいいのかな?と思い始めていたんです。いざ説明会に参加すると、今まで経験した企業説明会とは雰囲気が違いました。聞かれるのは志望動機ではなく、趣味の話などの雑談。自分の興味関心を引き出してくれる面接に、驚きました。この会社なら、新たな可能性に気付けるかも…と思い、入社を決めたんです!
両親の反対を押し切る…のではなく、女性タクシードライバーへの道は三社面談で説得しました。
スーパーでのお仕事を志望されていたという小林さん。タクシー業界への急なシフトは、不安もあったのでは?
私自身は、そこまで不安を感じていなかったのですが…。実は両親からの反対の声が大きくて。危ない仕事じゃないのか、そもそもあなたにできる仕事なのか…など、親目線での不安があったようです。それでも、私の意志は変わらず。そこで、kmタクシーの皆さまにご協力いただいて、三者面談の場を設けていただいたんです。
なんと、三者面談ですか!
父親に参加してもらって、タクシー業界の働き方や、やりがいについて詳しくお話しいただきました。その上で、私の思いを伝えたところ、なんとか了承を得られて、入社が決まったんです。
効果絶大!とにかく、希望通り入社が叶ってよかったです。とはいえ、実際に仕事が始まってみると、ギャップなどあったのでは?
印象が大きく変わる部分はありませんでしたね。面接のとき聞いていた通り、営業所の雰囲気もアットホームで、働きやすい環境です。また、乗務についても、「私この仕事がしたかったんだ!」と思えるほど、自分に合っている仕事でした。思えば、お客さまとの対面時間が短く、その間にどれだけのホスピタリティを持って接することができるか…という点で、スーパーの仕事とタクシーの仕事は共通していたんです!私はホスピタリティ溢れる接客業がしたかったんだな、と働いてみてはじめて気付いたんです。
実は、某テーマパークのキャストに憧れていたこともあって。今は、そのレベルの接客をタクシー業界で実現したいという夢があるんです。果たして、あの最高レベルと言える接客は、真似できない物なのか?…試してみたいんですよね。
それが、小林さんの目標ですか。ふと思ったのですが、「接客」の仕事に興味関心をお持ちならハイヤードライバーという選択肢もあるのでは?
もちろん、ハイヤードライバーにも興味がありました!ただ、先程申し上げた通り、タクシードライバーの仕事において”最高レベルの接客を実現したいという思いが強いんです。タクシードライバーって、こんなにホスピタリティ溢れる仕事なんだと思っていただけるようにしたいですね。業界全体のイメージを変えていきたいんです。
最大限のホスピタリティを追求。タクシードライバーにできることって何だろう?
小林さんの目標についてお聞かせいただきました。乗務をはじめて1年、目標の達成状況はいかがでしょう?
お客さまから、「ありがとう」の言葉をいただける機会が増えました!働いてみて気付いたのですが、その感謝していただけるポイントはとても些細なことなんです。「冷房が付いていた」とか「揺れが少なかった」とか。小さな気遣い一つで変わるんだな…と思いました。ただ、小さなこと一つで悪い印象に傾いてしまうかもしれません。改めて、繊細な仕事であると感じました。
ホスピタリティを追求する中での大切な気付きですね。
本当に些細なことで喜んでもらえる仕事だな、と思います。最近では、こんな物も用意しているんですよ。お子さま連れのお客さまが乗車された際に、ちょっとしたプレゼントとして持って帰ってもらうんですが…結構喜んでもらえるんです(笑)!
お子さまは嬉しいかも!タクシーに乗ったこと自体が大切な思い出として心に残りますね!
そうですね!タクシー業界ならではのホスピタリティ、もっと見つけていきたいと思います!
本日は貴重なお話をありがとうございました!