結婚を機に気付いた、タクシー業界のさらなる魅力。女性ならではの視点で捉えるドライバー職の未来。

結婚を機に新たなステージへ!
中島さん、久々の登場。

お久しぶりです!前回の取材から、環境の移り変わりなど様々な変化があったと思います。まずは率直にどのような日々をお過ごしだったでしょうか?

前回の取材から今日までのいちばん大きな変化と言えば、結婚をしたことでしょうか!新たな生活が始まり、未来のワクワク感といいますか…モチベーションを持って仕事に臨めています。私は2年制の専門学校を卒業して国際自動車(kmタクシー)へ入社、という流れだったので、今年入ってくる新卒入社メンバー(4年制大学卒)と同じ学年・年齢で。そう考えると、同期や同年代の仲間達と比較してスピード感を持ってライフステージ・キャリアステップを進めていると実感します。

専門学校卒業からの入社で高収入を実現、結婚へ。確かに、タクシー業界の高収入・ワークライフバランスがあって初めて成り立つスピード感のように感じますね。さて、結婚を機に退職という選択をされる方もいらっしゃいますが、ご自身はお仕事を続ける選択を。

結婚を機に転職や退職を選ぶ方の思いも理解できる部分がありまして。子育てなど、大きく環境が変わることを想像すると家庭のことと仕事を両立できる環境に移りたいと思うはずです。実は、タクシー業界こそ、その「両立できる環境」なんですよ。タクシードライバーの仕事は、いい意味で「代わりのいる仕事」だと思うんです。急病だったり、家族のサポートが必要になったり、という突然のトラブルがあっても、プロジェクトが丸ごと停止してしまう…といった大きな事故には繋がりません。結婚の先にある生活を見据えた上で、タクシー業界にいた方が希望があるな、と。

なるほど。家庭のこと、家族のこと、さまざまな視点で考えた上でタクシー業界で働き続けることがベストだったんですね。

私の上長で育休を取ったという方がいらっしゃいまして。上長が休みを取れるという事実を示してくださったお陰で、で周りも「あ、育休取っていいんだ!」と意識が変わったんです。ライフステージを進める時に生まれる不安を払拭してくれる環境に感謝ですね!

スランプも仲間達と乗り越える。よく考えたら、みんな悩んで当たり前。

さて、前回の取材では「タクシードライバーとしてのスキルを高めていきたい」とおっしゃっていました。現在も職種変更等は考えず、ドライバーとして頑張っていきたいという思いでしょうか?

そうですね。タクシードライバーは性に合っているというか。隔日勤務で働くと夜間に車を運転することになるのですが、その日の光を浴びすぎない生活が…合っているんです…(笑)。

夜行性(笑)。確かに、朝が苦手というタイプの方もいますから、夜働けるというのはメリットになるかも。

ドライバーとして頑張りたいという思いは変わらないんですが…実は前回の取材から現在までの間に足を痛めてしまって。少しの間乗務から離れていたんです。その他にもスランプが続いてしまって。若干落ち込んだ時期がありました。ただ、持ち前の性格と結婚の喜びのお陰で立ち直れて(笑)。その時考えたのは意外と単純なことで。「誰でも悩む瞬間はあるよね~」ってことです。思い返せば、私の周りのメンバー達も、悩んでる時あるよな~、と。中には、いっつも悩んでる人もいますけど(笑)。ただ、そんな悩みまくりのメンバーもkmタクシーの環境の中、営業所のメンバーに助けられ、上長に相談しなら一つひとつ確実に悩みを解消して次のステップに進んでいます。メンタル落ち込む瞬間があるのは、どの業界・職種でも起こりえることですから!kmタクシーなら助けてくれる人がいますよっ!

悩みを解消して前に進める環境がある。その中で、中島さんも気持ちを新たに進めたのですね。ちなみに、ドライバーとして新たなスタートを切る中で、心に決めたルールや新たな取り組みはありますか?

常に意識しているのは、何と言っても安全管理だと思います。仕事の数を重ねる程、基礎中の基礎こそが大切と実感しますね。だから、「新たな取り組み」というよりも「振り返り」だと思います。基礎の振り返り。結局「一時停止をする」などの当たり前のことがいちばん大切なんです。できて当たり前じゃん!ってことこそ、意外と抜けていることがありますね。

「自分ができていること」は、自分自身でなんとなく分かる。ただ、「自分ができていないこと」って、分からない。

すなわち、当たり前のことができていない可能性もあるんです。当たり前のことを当たり前にやるということが、如何に難しいか。常に基礎を振り返り、実践に落とし込んでいくことが大切ですね、

女性ならではの視点から。タクシー業界の未来を考える。

安全に仕事を進めるため、常に気を配っているのですが。赤裸々に話すと女性ならではの配慮として「生理」に関する準備や対策、取り組みがあります。私自身、PMSに苦しむ時期が続いてなかなか仕事を進めることができない日があるんです。ただ、薬を服用することで運転に支障が出る可能性も。また、一人ひとりの体調や身体の特性上薬を服用できないというパターンもあります。生理の期間、どうしても乗務に臨むことができないという瞬間が生まれるんです。

なるほど。女性ならではの理由と視点。一人ひとり、対策や対応が変わるんですね。

身体の辛さから、精神面での辛さに繋がることも多々あります。複合的な課題を含んでいますよね。現在は、上長が生理休暇についての検討・実施など理解を示してくださっていて、とても助かっています。女性ドライバーが増えている今、どんなサポートが必要なのか。私から発信・サポートできることはあるのか、など、これから考えてみたいと思います。

タクシー業界は、性差による業務の差が少ない業界で。タクシードライバーは男女、同じ土俵で仕事に臨めるよい環境があると感じています。この好環境がよりよい環境に成長できるように。私ならではの視点から追求していきたいですね!

本日は貴重なお話をありがとうございました!