50歳で青森から上京してタクシードライバーに。地理の不安を吹き飛ばしたものとは

PROFILE.
立崎(たちざき)さん。タクシードライバー。国際自動車(kmタクシー)株式会社東雲営業所所属。2012年7月キャリア(中途)入社。趣味は野球で、東雲野球部のピッチャーでありエース。最近嬉しかったことは、試合でトリプルプレーが出たこと!(取材日:2015年1月20日)

東京の道は全くわからなかったから不安でしかなかった

なぜタクシードライバーになろうと思ったんですか?

自営業だけではやっていけなくなってしまって、2012年に青森から東京に上京してきました。ハローワークで国際自動車(kmタクシー)を勧められて、面接を受けに行きました。

運転には自信があったのですが、東京の道は全くわからないし、「変な人が乗ってきたらどうしよう」とか、「酔っぱらっているお客さまはどう対応するのだろう」とか不安だらけだったんですが、食わず嫌いも良くないと思って話だけ聞いてみようと国際自動車(kmタクシー)の方と会うことにしました。

いつしか不安は薄らいでいく

ドライバー経験者の人事の方に「道はお客さまに教えていただけるから大丈夫」と背中を押してもらったとは言え、やはり不安がゼロにはならないですよね?タクシードライバーになって道やお客さまの対応への不安は実際どうだったんですか?

最初の頃は「タクシードライバーになったばかりでして、道を教えていただけますでしょうか」と素直にお客さまから教えていただいていました。そのうち、知っている道が点と点でしかなかったのが、ある時線でつなっていく感覚になったんですよ。「ここを曲がれば、あの通りにでる!」みたいな。その時は、嬉しいですね〜。道は走っていけば覚えていけますし、優しいお客さまばかりで本当にいつも感謝しています。

ちょっとした工夫に喜んでもらえる

立崎さんの運転は、よくお客さまから褒められるそうですが、何か工夫していることとかあるのですか?

例えば、発進やブレーキの仕方。ゆっくりアクセルを踏み込んで発進して、ゆっくりブレーキを踏んで最後に少し抜いて止めてから踏み込むというのは、雪国出身の僕にとっては当たり前のことだったんですけど、「運転手さん、丁寧で気持ちいいね〜」と言ってもらえるんです。もちろん安全第一で運転しますが、そういう運転の工夫をしているとお客さまに褒められるのは嬉しいですね。

プライベートも工夫次第で楽しくなる!

立崎さんは野球部のピッチャーでありエースだと伺いました!

僕は地方から出てきたので東京に友達が全然いなかったんですよ。歳も50を過ぎて、今更新しい人間関係作るのも大変だなと思っていました。そんな時に所属する営業所で野球部発足の話を聞いたんですよ。

高校時代は青森県大会でベスト4になったこともあるんです。根っからの野球少年でしたからね。この歳になって東京に来て野球をやれるとは思っていなかったですけど、誘ってもらって「ぜひ!」と。

思えば、「どんな趣味があるのか?」とか「将来何をやりたいか?」とか、社長や班長にもよく聞かれました。よく考えてくれているというか今思えば色々と相談しやすいように仲間作りをしてもらったようにも思います。

で、野球の話ですけど、僕ピッチャーなんですよ。勝負は僕の肩にかかってますから、自主練もしています!だいたい今でも110キロくらいはでるんですが、ちょっと工夫をしてバッターには120や130くらいの球が飛んでくるように感じる投げ方をしているんですよ〜。年の功ってやつですかね(笑)
実は昨年、3勝1引き分けで東雲営業所は強いんです。今年こそノーヒットノーランの完全試合をして、チームに貢献したいですね!

野球もタクシーも工夫次第で楽しくなるし、上達もします。それでいて、喜んでいただける。今年はどんどん新しい地域の道を覚えるのと、完全試合が目標ですね!

上京してきて入社前は不安だった立崎さんですが、入社前の不安を吹き飛ばすほど充実した生活を送っていて、インタビュアー自身も楽しくなりました。立崎さん、貴重なお話ありがとうございました!

東京から上京してきたばかりで、まだ仕事を探しているという方は、
まずは国際自動車(kmタクシー)を知るために説明会へ行ってみましょう!