20代で結婚・転職!美容師からタクシードライバーへ「年収600万も夢じゃない」

PROFILE.
高山(たかやま)さん。タクシードライバー隔日勤務。国際自動車(kmタクシー)株式会社羽田営業所所属。2015年10月キャリア(中途)入社。前職は美容師で、結婚を機に収入の面を考え、タクシードライバーへ転職。趣味はサッカー。(取材日:2015年1月23日)

自分に合った勤務スタイルが見つかった

タクシードライバーとして現場に出るようになって、3ヶ月が経とうとしています。「タクシーは稼げる」と聞いてはいたものの、「全員が全員、うまく稼げるとは限らないんだろうな」と疑っていました。そして、実際に現場に出てみると予想通り難しかったです。この時は日勤(昼日勤務)といって、深夜帯は働かない勤務体系だった上、慣れていない事もあったのでしょうが、1日1万5千円くらいしか売上がない日が続きました。

最低でも1日4万円は売り上げないと、国際自動車(kmタクシー)のタクシードライバーの平均年収、450万円へは届きません。「平均年収に到達するまでには、1年くらいかかるのかもしれないな」と思ったのも束の間、隔日勤務になり、自然と売上は1日4万円まで上げられるようになりました。

隔日勤務とは1日おきの勤務形態。タクシードライバーにとってはスタンダードな働き方です。勤務の翌日は乗務してはいけない日となり、月間の乗務数は11~13回。それ以外は純粋な休みで、連休も取得ができます。この働き方はしっかり稼ぎたい私にとってはぴったりですし、仕事とプライベートのバランスの取れた生活リズムをつくりやすく、自分に合っている気がします。やはり、夜の方がタクシーを利用される方が多く、稼ぎやすいですね。

今では少し走り方のコツをつかめてきて、1日6万円ほどの売り上げを上げています。現場に出たばかりの頃の行先不安だった私が、こんな風に本当に稼げるようになるなんて信じられません。毎日このペースでいければ年収500万円稼げる見通しですし、慣れてきた今はこのペースを維持できる実感があって、これからの事を考えるとワクワクします。自分の目標や生活に合った勤務形態を選べるのは、とても大きな魅力です。

どんな風に走っているのかと言いますと・・・

1日に平均6万円を売り上げられるようになって、「何かコツはありますか?」と聞かれると、私の場合は「お客さまがいそうなところをまわる」と答えます。(笑)

六本木や、渋谷など、とにかく人口密度が高いイメージのある所ですね。それでたまに郊外から離れてみたり、駅は必ずチェックしたり、ちょっとした気分転換のような感じで小さな工夫を試しています。

基本的に、人が多い場所は同じ所を何度もぐるぐると回っていても大丈夫です。それでも自然とお客さまをお乗せする事が出来ます。
また、雨の日は屋根のあるところの傍に停めてみたり、普段とは少し違う工夫をしています。屋根の下で電話している方や、目的地への行き方を迷っていたという様な方が来てくれる事が多いので、この方法はなかなか良いと思います。

最初は人の多いところへ行っていれば大丈夫!

先輩たちは長年の豊富な経験から、稼げるノウハウを知っていて、時期や時間、天気ごとに作戦を考えて走っています。最初のうちは変に気負う事なく、自分のペースで走っていけば良いと思います。私も今は毎日学びながら手探りの状態ですが、最初は感覚的にでも、ひたすらやってみて経験を積んでいくのが一番かもしれません。困ったときは、人口が多いところ。最初はそれで大丈夫です(笑)

時期によってすごい時はすごい

現場に出て間もなく、「稼ぎ時」と言われる忘年会シーズンと、年末年始を経験しました。タクシーの取り合いになるほどで休む暇なんてほとんど無く、予想以上に忙しかったです。多い日だと8万円くらい売上が上がりましたからね。タクシーは年中需要があって安定して稼げる上、さらに繁忙期がある。これから自分の収入がどうなっていくか楽しみです。

2月は稼ぎにくいと聞きますが、そう言われている時期があっても、国際自動車(kmタクシー)の平均年収は入社1年目からでも450万円前後を目指せます。1年目は450万円の目標を達成し、2年目、3年目と、目標を上げていき、貪欲に学びながら成長していこうと思います。これからもっと経験を積み、コツをつかんでいけば近い将来、年収600万円も夢じゃないと思うので、安定して稼げるドライバーとなり、しっかり家庭を養える、頼れる夫でありたいです。