推し活との両立が最大のモチベーション?!柔軟な働き方を叶えた新卒入社・女性タクシードライバーの日常
筒井 さん 【 2024年 新卒入社 】
国際自動車 板橋営業所 タクシードライバー
愛知・静岡から東京へ。偶然の通知が、「縁」の始まり。
新卒入社で活躍中の筒井さん。学生時代は、どんな学びを専攻していたんでしょう?
愛知出身で、静岡の大学に通っていました。芸術系の大学で、私が在籍していた学部・学科では、そんなに芸術めいた学びはなく、どちらかといえば「メディア」関連の学びや実践が豊富な環境でした。その関係で、マスコミ系へ進む人が多かったですね。同じゼミのメンバーは卒業後、大手の制作会社に入ってスタッフをしているみたいです。

筒井さんご自身は、メディア関係の企業への就職という選択をしなかったんですね。
就職活動の中で選択肢として考えていましたが、とりわけ興味が沸かなかったというのが本音です。関連会社のサイトを眺めて、「へー」で終わり。就職した後どんな未来が待っているかまで、想像できませんでした。
就職活動の中で最初に興味を持ったのは球団職員。実際に選考へ進んだのですが、なかなか競争率が高く、早い段階で断念。悔しい結果でしたが、それはそれで一つの正解だったかなとも思っています。性格的に、趣味と仕事を一緒にすると潰れてしまう気がして(笑)。野球イコール仕事と、ちらついてしまうと純粋に趣味として楽しめない。今後の生活を守るために、やめた方がいいと思ったんです。好きなものが減らないように、もう趣味とは全く別関係で、純粋に仕事としてやりがいを見出せる仕事を探そうと決意。すると、自然に「打ち込める仕事を探すんだ!一生懸命やるんだ!」と、前向きに就職活動に取り組めるようになったんです。

そんな中で出会った、タクシー業界。このキッカケは何だったんでしょう?
それが本当に偶然で!特に、何かのキーワードで指定したわけでもなく。就活サイトを見ていた時に「説明会、来ませんか?」って通知が来たんです。「あ、じゃあ受けてみよ」「聞くだけ聞こ」みたいな軽い気持ちで(笑)。
本当に偶然!でも、なぜ急に国際自動車(kmタクシー)からの通知があったんでしょう…?
就職活動の方針として、勤務地を絞ってなかったんです。愛知・静岡以外の場所でも、どこでもいいから自分に合った企業へ就職しようという気持ちで。それが、さまざまな企業からお誘いをいただいていた理由の一つだと思います。「東京のタクシー会社かあ。連絡来たし、行ってみようかなあ」っていう感じの、かる~い気持ちで。こういった思い付き、偶然の重なりが「縁」として繋がるんですよね。不思議です!
決め手はワークライフバランス!
タクシー業界ならではの勤務リズム
筒井さんは、新卒でタクシー業界へ。その決め手は何でしょう?
勤務形態とワークライフバランスが魅力的でした。夕方に出社して、夜間は走る。会社に戻って「お疲れ様でした」と帰るのが次の日のお昼なんです。次の日のお昼まで勤務して、その日一日と翌日を休む、という勤務サイクルになるので、勤務明けの午後が丸ごと全部休みの時間になるんです。社会人は「夕方から夜しか空かない」という前提を覆す、タクシー業界ならではのメリットだと思います。退勤後、そのまま野球を見に行くことも。午後の時間を有意義に活用できるのは、この業界「ならでは」ですね。

まとまった休みが作れるのは、大きなメリットですね。夜間を通した長時間の勤務については、いかがですか?
約20時間の勤務(約3時間の休憩あり)となるので、最初は不安もありましたが、慣れますね(笑)。16時から、次の日のお昼まで。その間、約3時間の休憩を個々人調整しながら確保します。私の場合、夜中3時頃~を狙って仮眠を取るのですが、最近はそのリズムが身体に染み付いていて、休みの日も5時頃自然と目が覚めるようになりました(笑)。
入社から2年。タクシードライバーとして働いて、率直な感想をお聞かせください!
入社前、唯一不安を感じていたのが地理についての知識。愛知・静岡の知識しかない状態で、東京でタクシードライバーとして働けるか心配でした。結論「なんとかなっちゃった」というのが正直な感想です(笑)。というのも、入社前に東京の地理について研修を受ける機会がありまして。「通りの名前や主要なランドマークを覚えるのがオススメ」など、細かくアドバイスをいただけたので、卒業論文と並行して少しずつ知識を蓄えていたんです。卒業論文に行き詰まったら、気分転換に東京の地理について調べて、その積み重ねで、入社前からある程度の知識が身についていました!

静岡にいながら、東京の地理を勉強!離れていても、予習できるんですね。地理についての不安は克服できたようで安心です!
「私、ジョブトレ(社内インターンシップ制度)辞退したんです」
それぞれのキャリア選択、筒井さんの場合
タクシードライバーとして働き始めて1年半。仕事が続いている一番の理由は?
いわゆる「推し活」や「オタ活」といった、全国各地へ飛び回りがちな趣味がありまして!となると、休みが取りやすいという点が、仕事と趣味を両立する上で非常に大きなメリットになっています。勤務形態、働き方が特殊なので、相談次第で一週間超えの長期休暇を作ることも可能。趣味と両立できる環境は、モチベーションの維持に繋がります。これが仕事が続いている理由の一つですね!

モチベーションが維持できる環境、いいですね!さて、キャリアを積み重ねている筒井さんですが、今後のビジョンについて教えてください!
正直なところ、キャリアステップについて、今はまだ具体的な計画がなく、「やれるだけやろう」というスタンスです。とにかく、ドライバーとしてスキルを高めたいですね。また、ドライバー職への欲求だけではなく、「東京をもっと知りたい」という知識欲の方も強いモチベーションになっています。これまで東京に縁がない生活だったので、テレビで紹介される「東京の美味しいお店」なども全く分かりませんでした。しかし、今では「あ、あの辺か!」と場所がわかるように。それが、楽しいんですよ!さまざまな角度からモチベーションが持てている今、とにかく環境を変えたくないというのが本音です。
となると、ジョブ・トレーニングへの参加は…?
興味はあるんですが、「今ではない」という気持ちですね。他職種の仕事を経験できる、国際自動車(kmタクシー)ならではの制度ですので、ぜひ体験してみたいと思っていますが、一度打診があった際は辞退させていただいたんです。ようやく今の仕事に慣れてきたところなので、もう少しだけドライバーの仕事を追求したいと思って。今の安定した生活リズムを崩したくない、そんな単純な理由からです。これまでの人生も、良い意味でノリと勢いで決めてきたところがあるので(笑)、今後もその時の気持ち次第かも。とりあえず、今の仕事を頑張って、「推し活」「オタ活」と両立して、平和に楽しく送れればいいと思います。満足度が高まった時に、次の目標が見えてくる、そんな気がするんです!

本日は貴重なお話をありがとうございました!
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