「一番のホスピタリティは”安全運転”」。ベテランドライバーの仕事における矜持とは。
野原 さん 【 2016年 入社 】
ケイエム観光バス株式会社足立営業所所属 バスドライバー2016年度入社。5勤1休。(取材日:11月25日)
PROFILE
野原さん。バスドライバー。ケイエム観光バス株式会社足立営業所所属。2016年度入社。5勤1休。(取材日:11月25日)
後輩が羨ましい!ケイエム観光バスの研修体制
ではまず野原さんの入社の経緯を教えてもらえますか?
はい。ケイエム観光バス株式会社足立営業所はもともとニュー東京観光自動車株式会社という会社だったのですが、私はニュー東京の時から会社が変わってもそのまま勤め続けています。バスドライバーという職業自体は15年前からやっていますね。
ニュー東京からケイエム観光バスになってから何か変わったことはありますか?
やはり会社のカラーが違うと感じますね。ニュー東京も制度はしっかりしていましたが、ケイエム観光バスはニュー東京よりさらにしっかりしています。私はケイエム観光バスの研修は受けていないのですが、受けている後輩を見ていると「私も入社したての時これくらいしっかりした研修を受けていれば、もっと早く運転技術などを身に付けられたんじゃないか」と羨ましく思います。
働き方は変わりましたか?
ニュー東京のときは完全に休みは不定期だったのですが、ケイエム観光バスは5勤1休を原則としているので結果的に休みが増えました。あと、ニュー東京のときより長時間・長距離の運転が減り、肉体的に楽になりましたね。
ワークライフバランスが取れるようになったんですね。
安全運転のために見極めるべきは、バスの“癖”?!
バスドライバーという仕事はどんなところが大変ですか?
下準備ですかね。事前に行く場所やルートは必ず確認します。この作業を怠ると当日行程通りスケジュールが進まなくなってしまう可能性があるので、しっかり行うようにしています。
なるほど。当日より事前の準備の方が大変なんですね!では次に、仕事をする上での野原さんのこだわりを教えてください。
お客さまをお乗せする前にバスの“癖”を見極めることですね。
バスの“癖”ですか?
はい。バスは1台1台に“癖”があるんですよ。特にクラッチはバスによってかなり違いますね。あとハンドルの切り方とかも違います。それらの“癖”をお客さまをお乗せする前に見極めて、安全かつ快適な運転ができるようにしています。「ホスピタリティ」という単語自体は、ケイエム観光バスに入ってから初めて知った単語だったのですが、ドライバーとしてのホスピタリティは何より無事故無違反で帰ってくることだと思うんですね。これはバスドライバーを始めたときからずっと一番に努めていることです。だから何より安全のためには気を配っています。
無事故無違反、たしかに一番大事なことですね!
休みの日は営業所の仲間とツーリングへ
野原さんはお休みの日は何をされているんですか?
最近、バイクでツーリングをするようになりました。営業所に何人かバイク好きの方がいて、誘われたのがきっかけでした。若い頃からバイクの免許は持っていたのですが、ツーリングはしたことがなかったんですよね。やってみたらとても楽しくて驚きました。
営業所の方とプライベートでも交流があるんですね。
そうですね。たまに飲み会をやったりもしています。でもドライバーという仕事なので、次の日休みの人だけに声をかけなければならなかったりして、とても気を遣います。
そうですよね。仕事中もドライバー同士の交流ってあるんですか?
ありますよ。バスは1台で走ることもありますが、何台も、多いときは10台くらい並んで走ることもあります。例えば修学旅行のときとかですね。そういうときは前を走るドライバーの運転の仕方を見て勉強をします。バスは並んで走るときは大抵1号車が大先輩、2号車が新人なんです。だから新人のときは大先輩の運転を後ろで見ながらたくさんのことを学びました。今でも先輩の運転から教わることはたくさんありますし、逆に後輩の運転からも学ぶことはありますよ。後輩にはよい運転をしているなと思ったら褒めたりもするようにしています。
1台目が大先輩で、2台目が新人なんですね。たしかに修学旅行のとき1組の運転手さんはベテランの方で、2組の運転手さんは若い方だった気がします!
最近は私も1号車を任されることが出てきまして。緊張するんですよね(笑)。
ベテランの方でも緊張するんですね!今日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!これからもお仕事頑張ってください!!