
採用イベントらしくない?
国際自動車(kmタクシー)流、合同説明会との向き合い方。
採用イベントの最中、取材にご協力いただきありがとうございます!本日は、一体どんなイベントが開催されているのでしょうか?
今日は、大学1〜3年生を対象にしたイベントです。まだ就職活動が本格的にスタートしていない学生達へのアプローチですが、国際自動車(kmタクシー)の新卒採用課としては、対象の学年が違えどスタンスは変わりません。1年生でも4年生でも変わらず、同様の心持ちで学生達と接しています。

例えば4年生対象のイベントであれば、「就職先を決めたい」と強い意志を持って就職活動に臨む人が増えると思います。新卒採用課としても、より一層「人材獲得」の意識が高まるような…それでも、1年生と4年生分け隔てなく同じスタンスで向き合う理由とは?
そもそも「合同説明会」というイベントは、学生たちが未知の業界・職種と出会うために参加するイベントです。もう就職したい業界が定まっている人たちはWEB上で情報を集め切りインターンシップ参加や業界が絞られたイベントに参加しているケースが多いんですよ。今回のように「合同説明会」という形であれば、まだ業界・職種を絞り切っていない学生達が多く集まります。その中には、将来について迷っている人たちもいるはずです。この場合、1年生でも4年生でも、抱える思いや悩みは同じで…。すなわち、イベント参加の目的は、「選択肢を増やす」ことだと思うんです。
確かに、同じ4年生でも業界や職種を絞っている人と悩み倦んでいる人とでは欲しい情報が変わりますね。将来働く業界・職種の選択肢を増やすことが目的…!
そうですね!このイベントで、新卒採用課メンバーが「人材獲得」を全面に押し出すことは、真の意味で学生たちと向き合っていないと思うんです。今日は、とにかく様々な業界、色んな職種があることを知っていただき、就職活動に役立つ情報を持って帰っていただくことが我々の使命です。もちろん「ぜひ入社してほしい」という思いでいっぱいですが、今日集まる学生たちはまだ強く勧誘されることを求めていませんからね。

採用イベントでありながら、「引き込む」より「与える」という言葉が似合うような…。このようなスタンスで採用・人事と向き合い始めたキッカケは?
タクシードライバー時代、「このタクシーを選んでくださったお客さまに後悔させない」という思いで乗務に臨んでいました。その一人ひとりと向き合うホスピタリティの精神がそのまま採用の仕事に繋がっている気がするんです。「自分で決められない」「興味が湧かない」…この時代特有の悩みを抱える学生たちが目的地まで辿り着けるようにサポートすることが採用課の役目です。その結果、最終的に国際自動車(kmタクシー)を選んでいただければ、やりがいがありますね!
「引き込む」より「与える」…?
「採用」における独自の哲学。
タクシードライバー時代の経験が採用課の仕事へ繋がっている…!渡邉さん自身もドライバー経験者だったんですね。
2017年の新卒入社で国際自動車(kmタクシー)に入り、当初はタクシードライバーとして働いていました。4年間の乗務を経て採用課へ。現在のキャリアへと進みました。

ドライバーから総合職への職種変更。これは、何か動機やキッカケがあったのでしょうか?
実は、入社前から総合職として働くことを視野に入れていたんです。私自身、合同説明会で採用メンバーに声を掛けられたことがキッカケでこの業界に興味を持ったタイプでして。ただ、家族は「大学を卒業してタクシードライバーとして就職」という進路に違和感を持っていたようです。家族との対話の中で、将来的に内勤の仕事への職種変更を見据えた上でドライバーとして働くと伝えました。同時に、この業界のイメージを変えられる存在を目指したいと、一つの目標が生まれるキッカケにもなりました。

最初はタクシー業界で働くことに対して反対の意見もあったんですね。実際に乗務が始まってみて、ご自身や周りの人たちの心情の変化はありましたか?
実際に働き始めると、どんどんドライバーの仕事「ならでは」のやりがいが見つけられました。いつも楽しそうに仕事をしている私をみて、家族も安心してくれたようで。働き始めた当初、私の母はタクシードライバーとして働いていることを周りに隠していました。それが、今ではタクシー業界で働く私を心から応援し、周りの人たちに隠さず話しているようです。業界のイメージを変えたい…そんな思いを胸に働き続けている私にとって、この身近な人たちの価値観を変えられたことは、一つの成果が体現された証だと思っています。
身近な存在であるお母さまが持つ業界のイメージを変えられた。一つの成功体験ですね。
イベントレポート
「合同説明会で採用課メンバーから情熱的に声を掛けられて…」。
採用サイト現役社員インタビュー「DRIVERS」で、「入社のキッカケ」について伺った際、ドライバーの方々が口にする「合同説明会」。このイベントの存在は、随分と前から取材班の中で話題に上がっていました…。「一体、合同説明会で何が起こっているんだろう…?」こんなに多くのドライバーの心を動かしている採用課メンバーの情熱とは。この度初めて、イベントを体験することができました!

取材班が潜入した合同説明会。先に触れたように、この日の参加者は大学1年生〜3年生が中心でした。渡邉さん、「とにかく」話し掛ける。ブースの前を通るすべての学生に声を掛けるという嘘みたいな神技トークを魅せます。
「いいカバン持ってますね!(トートバッグの英文を読み始める)」
「あなたのために椅子用意しました!(パイプ椅子を持っている)」
「そこの緑の服の学生さーん!(10m先にいる学生さんを呼ぶ)」
これまで取材したドライバーの皆さまから聞いていた「とにかく呼び込みがすごい」という言葉。実際に見た結果、これはもう学生の方々を呼び込むというより、渡邉さんが学生の中に入り込んでいる(物理的に学生の集団の中に入ってゆく)。最早これは「突撃」です。
しかし、その華麗な「突撃」の合間に挟むトークに耳を傾けてみると、渡邉さんのホスピタリティと「哲学」が垣間見えます。先程インタビューの中で触れていた、「就職活動に役立つ情報を持って帰っていただくことが我々の使命」という言葉。決して、国際自動車(kmタクシー)への勧誘を軸にした語り口ではなく、学生の方々の就職活動に寄り添っているのです。
「今日は敢えて、知らない企業の話を聞いた方がためになるよ〜」「ブースによっては予約制や人数制限あるから他先に行った方がいいかも!」
「国際自動車(kmタクシー)に入社してほしい!」…そういった言葉ではなく、合同説明会へ参加する意味・価値を伝えるための声掛け。迷っている学生、悩んでいる学生に寄り添う言葉を選び語り掛ける渡邉さんの人柄に惹かれ、学生たちがどんどんブースの中へ入ります。そして不思議なことに、どんな業界かどんな会社か聞かず、「じゃあ試しに聞いてみようかな!」というテンションに入る学生の方が多いのです…!これまでインタビューで聞いていた通り、「面白そう・楽しそう」という第一印象での参加。それが今、目の前で起こっている…!

そして、ブースが埋まったタイミングで、スライド資料を使いながら渡邉さんのプレゼンテーションが始まります。「説明会」という名前の通り、もちろんタクシー業界についての知識や、国際自動車(kmタクシー)の歴史について触れる場面がありますが、渡邉さんのトークは決して「タクシー業界」「kmタクシー」を軸にした語り口ではありません。「知らない業界、未知の業界でもこんな魅力があるんです」「実は知らないだけで歴史ある企業ってあるんですよ」…と就職活動全体を通して必要な「視点」の置き方について話しているように聞こえるのです。このプレゼンに触れ、「知らない業界・興味のなかった企業もよく調べてみよう」…そんな思いでブースを去った学生の方々も多いはず。

これまで取材させていただいたドライバーの方々のお話を、一つひとつ噛み締めるように思い出してみました。「…その後、国際自動車(kmタクシー)以外のブースも回ったんですけど、結局いちばん情熱を持って語っていたのはこの会社だったなと思って…。だから未知の業界・職種でもこの「国際自動車(kmタクシー)」を選んだんです!」…こんなことを言っていたドライバーさん、いたなあ…。
通称「ミスター」の絶対的ポリシー。
「仲間を守る」その言葉に込められた思いとは。
ご登壇お疲れ様でした。イベントの合間を縫って取材をさせていただいておりますが…。渡邉さん、「ミスター」って呼ばれてましたよね?聞き間違い…?
呼ばれてました。もう何年も前から、通称「ミスター」です(笑)。

そういえば、採用課の方々は皆さま通称をお持ちでしたね(笑)(気になる方はぜひ、説明会で聞いてみてください)
「ミスター」という通称は、実は入社前からのあだ名で(笑)。高校時代に演劇部で先輩から呼ばれてたんです。そういえば、この演劇部で定期的にヒーローショーを開催していて…地域の子ども達と触れ合う機会がありました。「また見に来たい!」と言ってもらえることが嬉しくて、思えばこの時から人と人との関わり方、人間関係を大切にするというポリシーが育まれていたように思います。この頃から、あだ名も考え方も「ミスター」だったんでしょうね(笑)。
ミスター誕生のキッカケ、そして今に通ずる思い…!さて、新卒採用課メンバーとしてキャリア実績を積み重ねている今、ミスターが大切にしているポリシーや未来のビジョンについて教えてください。
昔も今も、ずっと意識していることですが、率直に言えば、現場で働く仲間たちを守りたいんです。ドライバー時代から、常に「誰と働くか」がいちばん重要であると感じていました。悩みに寄り添える人間関係、成功を分かち合う共有とコミュニケーション。現場で働くドライバーが働き続けられる環境を守り続けることが、総合職メンバーの使命と感じています。こう考えると、採用課の仕事も新しいメンバーを引き込むことに留まらず様々な可能性を追求できると思うんです。それを探り続けることが私の現在の目標と言えるかもしれません!

本日は貴重なお話をありがとうございました!
国際自動車採用SNS



国際自動車の他の社員ストーリー
一覧を見るあわせて読みたい
-
タクシードライバー 2024.3.29
タクシードライバー・ハイヤードライバー、そして班長として活躍中!部活動・アルバイト・芸能活動…多種多様な経験を集約した独自の組織論とは。
-
タクシードライバー 2023.10.31
新卒入社タクシードライバーが選んだ「社会貢献」の方法。タクシー業界は「もったいない」…その言葉を跳ね除けた信念。
-
タクシードライバー 2023.2.7
新卒入社タクシードライバーを経て、職員として活躍中。社会経験を積んで、タクシー業界をよりよい場所に!
-
タクシードライバー 2023.8.28
新卒入社のタクシードライバーから、班長へのキャリアアップ。学びは、「失敗」の中にあった。
-
タクシードライバー 2021.12.2
入社前からドライバー気質だった?就職活動で未知の業界に出会った栗原さんのお話。
-
タクシードライバー 2023.9.20
女性新卒タクシードライバーから採用課を経て、「しゃけ」さん、今度は営業職に!「一つの場所で頑張りたい」人におすすめのキャリアステップ。