Interview09

日々の整備で車両を美しく
保つために、
技術と感覚を養い、
完璧な仕上がりを目指して

Maintenance staff

上遠野さん

kmGオートアシスト 羽田工場 
2020年新卒入社

幼い頃から車好きで、車関係の仕事に就く父の背中を見て育ったことから、自動車整備の専門学校へ進学。さまざまなメーカー・車種の整備スキルを磨く。一般的な旅客関連の自動車整備会社では経験できないことにチャレンジできるのではないかと考え、取り扱う車種が豊富な国際自動車に入社。国際自動車が所有するタクシーなどの板金整備を担当する。

傷ついた車両を、
新車のように美しく整備

現在の仕事内容を教えてください。

車のキズや凹みを修理し、なめらかで美しいボディに仕上げる板金整備をメインで担当しています。タクシーをはじめとする車両は長期間使用すると細かなキズがついてしまうものですし、時には壁にこすってしまったり、事故を起こしてしまったりして大きな凹みが生じてしまうことがあります。そのような車両のキズや凹みにパテと呼ばれる粘土のような充填剤を盛って削ることで、キズが目立たない状態に戻します。板金整備後は塗装屋さんに色を塗ってもらい、まるで新車のように美しい車両へと仕上げます。

専門的なお仕事ですね! 板金整備以外の作業を担当することはあるのですか?

時々あります。新型コロナウイルス流行を受けて、タクシーに飛沫感染防止のアクリル板を設置することになったのですが、その取り付けを担当しました。設計図を元にアクリル板設置用の器具の試作品をつくり、改善を重ねてすべての車両に導入しましたね。

整備工場の雰囲気ってどんな感じですか?

板金整備チームと点検整備チームがあって、各工場10人強ほどのメンバーが所属しています。年の離れた先輩ばかりですが、冗談も飛び交う明るく楽しい職場ですよ!

経験と感覚を大切にして、
繊細に仕上げていくことの大切さ

仕事の一番のやりがいを教えてください。

やっぱり、修理作業が終わった時の達成感が最高ですね。作業中はイレギュラーなことが発生することもありますし、常に頭をフル回転させて集中して対応しなければならないのですが、無事仕上げることができたら「よかった!」とうれしくなります。入社半年の頃にドア交換を一人で任せてもらったのですが、これまでに先輩から受けたアドバイスを思い出しながらガラスや配線を組み直して交換できた時は、これまでにない達成感を味わうことができました。

板金整備をするうえで心がけていることはありますか?

時間内にどれだけ一つひとつの作業を丁寧にできるか、というのを意識しています。車両のキズに埋め込んだパテを乾かして削るというのが、板金整備の基本的な作業です。大まかにはパテを機械で削りますが、最後の細かな調整は紙やすりを使い手作業で行います。機械で計測しても、見た目的にこうした方が美しく仕上がると感じたら、感覚を大切にしながら調整していますね。できる限りキズが目立たず、最初の状態に見えるようにすることを目指しています。

技術をさらに磨き、
有無を言わせない完成度を目指す

国際自動車で自動車整備に携わる魅力って何ですか?

先輩が優しく指導してくれるので、安心して成長できることだと思います。分からないことがあれば、いつでも先輩が実践してやり方を見せながら言葉で教えてくださります。あとは、定時退社が徹底されているところも魅力です。時間内にしっかりと仕事を終わらせるという意識が定着しているので、残業はほとんど発生しません。プライベートを大切にしたい方や、自分の趣味に打ち込みたいという方にはピッタリな環境なのではないでしょうか。

オンオフの切り替えがしっかりした職場なんですね! 上遠野さんの目標を教えてください。

技術をさらに磨くことです。どのようなキズや凹みがあっても、新車のように完璧な状態に近づけるのが板金整備の最終目標です。そのように仕上げられるようになるためには、経験が重要になると思います。誰が見ても何も言えないくらい美しく整備できるよう、一つひとつの仕事を丁寧にこなし、知識とスキルを積み上げていきたいですね。

最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします!

自分のやりたいことは何かを決めること、そして失敗しても後悔しないこと。この二つを思いとどめておけば、自分に合った企業で活躍できるはずですよ!

ありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。